大学院正規過程コース

大学院正規課程コース



東北広域次世代粒子線治療エキスパート医師養成コース

研究科・コース名

山形大学大学院医学系研究科

東北広域次世代粒子線治療エキスパート医師養成コース

対象職種・分野 医師
修業年限(期間) 4年
担当教員 放射線医学講座(放射線腫瘍学分野)准教授 佐藤 啓
養成する人材像 重粒子線、陽子線、中性子捕捉など粒子線治療治療を使いこなしつつ、小児から高齢者まで全ライフステージに対応したがん医療の中核を担う放射線治療のリーダー。元々放射線腫瘍医は種々臓器の希少がんや小児AYA世代のがん、高齢者がんなどの診療にあたっており、リーダーに適任の職種と考える。
教育内容の特色等 このコースの特徴は次世代放射線治療である粒子線を習得しつつ、小児がん、希少がん、高齢者のがん治療にも対応出来る今までに無かった放射線治療の専門家を育成するものである。希少がんや小児がんなど、習得が難しいものは東北がんネットワークの持つ多施設TVカンファレンスシステムをフル活用して行う。

修了用件・履修科目等

座学はISTU e-learningを活用する。粒子線演習は、山形大学医学部東日本重粒子センターで行い、QST病院・南東北病院などの施設とも連携して行う。

 

【履修科目】

◎ 必修科目

  共通授業科目

  臨床腫瘍学特論Ⅰ・Ⅱ

  放射線腫瘍学トレーニングⅠ・Ⅱ

 

〇 選択科目

  臓器別臨床腫瘍学特論・腫瘍関連学際領域特論

  放射線腫瘍学トレーニングⅢ

  粒子線治療トレーニング

  全ライフステージ対応がん医療習得コース

研究内容
  • 粒子線治療装置を含む先端医療装置の広域利用
  • 粒子線(炭素線)の相対適応、絶対適応
  • 化学療法と粒子線の併用療法
  • X線と粒子線の併用療法
  • 定位放射線治療と粒子線治療の成績比較
  • 放射線治療のオーダーメード化
  • スループット向上に向けたセットアップルームの設計
  • 手術と高精度放射線治療の併用
指導内容
  • 炭素線治療の適応決定,治療計画,治療中の診察,治療後のfollow-up
  • スキャンニング,呼吸同期・追尾など先駆的照射方法
  • 陽子線治療の適応決定,治療計画,治療中の診察,治療後のfollow-up
  • 高精度放射線治療の計画,実施
  • 小線源治療の計画,実施,手技
  • 内用療法の計画,実施,手技
  • 全身の画像診断
  • がん患者の病棟管理
  • 化学放射線療法の実施
  • 緩和医療
募集人数 1名
連絡先

山形大学大学院医学系研究科 放射線医学講座

放射線腫瘍学分野

http://radonco-yamagata-u.jp/

TEL:023-628-5386 

FAX:023-628-5389

個別化医療推進に向けた臨床腫瘍医育成コース

研究科・コース名

山形大学大学院医学系研究科

個別化医療推進に向けた臨床腫瘍医育成コース

対象職種・分野 医師・腫瘍内科
修業年限(期間) 4年
担当教員 内科学第二講座(臨床腫瘍学)教授 吉岡 孝志
養成する人材像 臨床腫瘍医に、分子標的薬のさまざまな知識、免疫チェックポイント阻害剤の多くの常識、遺伝子治療薬へのエッセンスを与え、新たな治療法を開発できる人材を育成する。
教育内容の特色等

個別化医療といわれる分子標的療法・免疫チェックポイント阻害剤・遺伝子治療に向けた方向性を掲げていること(新規性)。

それら治療の基本的な講義・カンファランスが入る事(新ニーズ)。

修了用件・履修科目等

所定の授業科目・実習単位を含め合計30単位以上を履修し、本研究科の審査を受け合格すること。

更に、学位論文を提出し、審査に合格する事。

 

【履修科目】

◎ 必修科目

  共通授業科目

  臨床腫瘍学特論Ⅰ・Ⅱ

  臓器別臨床腫瘍学特論・臨床腫瘍研究開発学特論

  臨床腫瘍学実習Ⅰ・Ⅱ

 

〇 選択科目

  臨床腫瘍学実習Ⅲ 

  緩和ケア実習

  チーム医療実習

研究内容
  • 分子標的薬・免疫チェックポイント阻害剤の作用機序・副作用発現メカニズムの解明
  • ゲノムがん医療の展開に関する研究
  • 稀少がんに対する新規治療法の開発に関する研究
  • 分子標的薬と抗がん剤併用療法の開発
  • 新しい集学的治療法(抗がん剤・分子標的薬・免疫チェックポイント阻害剤・放射線及び粒子線治療との併用)の開発に関する研究
  • 分子標的薬の適応に対する分子マーカーに関する研究
  • 分子標的治療等の新しい効果評価方法の開発
指導内容

分子標的治療や免疫チェックポイント阻害剤は、特殊な副作用のマネージメント等が必要で,診療科や職種の間を超えた協力体制を組んで取り組む姿勢が大切である。

また、ゲノムがん医療は、個別化医療からプレシージョンメディシンに変化する中で必須の知識であり、稀少がんの治療も腫瘍専門医に託された広い知識と経験を要する。

こうしたチームを率いるリーダーの育成が本コースの目的で、リーダーとして必要な知識・技術・実際を幅広く身につくように指導を行う。

募集人数 2名
連絡先

山形大学大学院医学系研究科 内科学第二講座

臨床腫瘍学分野

https://www.id.yamagata-u.ac.jp/Med_Oncology/Med_Oncology.html 

TEL:023-628-5222   FAX:023-628-5225